14章 永遠の戦いへの誓い

14―1*別れ

2015年 城塞

ドラマンはテラスを降りた。 そして、マリを抱き起こした。 マリは気絶したままだったが、かれはいった。 『マリ、このかげりのない空をみなよ。』 マリは目を覚ました。 かれは続けた。 『この空に人間のくだらない知恵は無い。いつだってぼくらは、空に人間が及ばないこと を知る。』 それだけだった。 マリはまた眠った。 破裂音がした。 ドラマンは姿を消した。 ホ―ムズはテンの毛皮の帽子をぬぐとそらをみつめていた。

一END―

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