13章 LUCKY END

13―1*意外な展開

2015年 城塞

二人がぶつかったその相手は万三労と言う。 すぐに敵の応援が駆け付ける。 NO.7はなにがなんだか分からなかったが、ただ支障は起きていなかった。

13―2*NEW FACT

ドラマンにはすべてのことが瞬時にあたまに人った。 そうでなければ、死んでいた。
全身を恐怖の気が駆け抜けそして、ドラマンはいそいで階段を上に駆けて逃げ出した。 上には7つの窓があった。 走りながらドラマンの気は駆け巡った。息は全くはずんでいない。
城壁は高く、飛び下りることはできない。 はず、だったが迷いなくふたりは飛龍のごとく跳んだ。
『どうする。』 ドラマンの口はかってに動いた。 『行動だ。行動しなければ人間はあなぐまや洞窟猿と一緒だ。』 返事した相手がいた。

13−3* もっこすの意地

守衛は、知らぬ間に蹴飛ばされててクッションになった。 ホ―ムズはすでにドラマンの意志を理解していた。 ”勝負は一瞬でつけよう。”
二人はプ―ルに着水した、落下距離は約35m。 万三労の能力は何だ?
万三労は肥後にドラマン(関 万三郎)の父、旗本の父が任ぜられていた時の捨てられた、 、双子なのだあ。 さあ、どうする。

13−4*人質

ひときわ高い塔にドラマンの兄弟は現れた。 マリを右手につかまえ左手はダ一クという短剣を逆手に握っていた。
『殺してほしくなければ、そのまま動かないでいろ。』カン高い声。
40人近くの兵士が集まってくる。
『いくぞ、NO.7』 『おう!』 ホ−ムズは短機関銃を乱射し、倒れる兵士の隙間に人り身するようにドラマンは塔のなか へ !
マリは突き落とされ、万三労は塔をかけおり、ドラマンは塔をかけあがる。 ホ―ムズはさらに死体のやまを築き、マリはそこへ落ちる。どす黒い血液の混合物が、水 柱をあげる。
万三労は窓から、テラスへとびおりる。 ドラマンは警帽をにぎり同じ窓から3発撃つ。 すべて外れる。 万三労はテラスへ着地。 ドラマンもとびおりる。 万三労はテラスから見計らってダ―クをなげるがこれも外れる。
ドラマンは着地すると、背負っていた長剣を肩から斜めに引き抜く。 万三労は金属棒を取り出すと、紫の光が三日月型に伸びる。 伸縮するタイプのレ一ザ一ソ―ドだ。

13―5*たたかいの果て

一瞬、万三労は構えた。 ドラマンはその間に長剣の間合いを詰めた。 万三労は8の字に風車のように回転させながらのフェイント。
ドラマンは間合いを詰めるというより、見下して近付くその敵をとらえていた。 間合いの観念が大きく違った。 長剣は一瞬右にふれ、それから前へ踏み込むモ一ション、そして、弧を描いて左へ袈裟が けした。 見切りと間合い、そして自分との合。

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