10章 岩山の戦い

10一1*盗聴

2015年 ビジネス機

機内で眠ってたドラマンはパイロットがさっきの老人の事を話しているのに気付いた。 ドラマンはその老人はこの世界では神として扱われ、未来と過去を行き来している、つま り、未来人との唯一の接触点であることを理解した。 どんなもんだか?

10―2*時間航行船の巣

驚いたことに到着したのは岩山の比較的なだらかなところに造られた、滑走路であった。 ドラマンは、洞窟のような場所に時間航行船を隠しているな。と容易に想像した。
新しく発見された時間航行船を武装集団のボスである貴族はいつ見に来るのだろう。 ドラマンは格納庫から抜け出て、人口的に造られた洞窟を調査にかかった。 時間航行船は全部で15機あった。2010年に帰る方法はまだ分からなかった。

10−3*野外戦

この日からドラマンは食料もないまま5日間、洞窟で待ち伏せしていた。
作業員はどこへ行ったのか。 熊もみかけたし、野生のかもしかもみかけた。 雪の降った日もあった。
そして洞窟にトラックが走り着いた。 ドラマンはかじってた葉っぱを捨てて、かげに隠れた。 台車が降りてくる。 はらをすかしたドラマンは近付いた、作業員のはらを蹴り上げた。
台車を傾けるとはずみで水晶球が転び、もう一人の作業員は押し潰された。 ドラマンはトラックからなにかが浮き上がったのに気付き、前へ跳んだ。 マシンガンの銃座だった。 一斉射撃が洞窟の壁をでたらめに崩した。 ス―ツ2010に切り傷が入り血が流れた。
『AAAAAAH!!!』 ドラマンはわざと断末魔の叫びをあげた。
ライフルを持った男が3人、死体を確認しにきた。
が、ドラマンはインドの名剣で3人の 足を体の反動を使って凪ぎ払った。 不意をついて洞窟から飛び出ると、岩に頭を隠して警帽にしこまれた銃のなかに、かって ゼロ戦闘機が装備していたものに良く似た20ミリ弾をセットして撃った。 トラックのはらが大爆発した。 すぐにドラマンは林に身を隠した。

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