5章 北極

1節 吹雪の中で・・

2040年 北極

ドラマンは吹雪のなかに突然出現した。寒い!ここは一体どこなんだ!
ドラマンは必死で突き進んだが、しばらくして倒れた。
スーツ2010もこれだけの寒さはしのげない!
ドラマン果てるか?

白い大男がドラマンをまもなく見つけ、ひきずっていった。

ドラマンは氷の家のあったかい暖炉のそばで目覚めた。
『あと5分遅かったら、埋もれてみつけられないとこだ。あぶなかったな。 私はNO.10・ホームズ!』
ドラマンは現状を確認した。ホームズによれば、多分、タイムワープ装置が 近い将来復活するから、ドラマンがその線上で導引されてるのかもしれない、 そして、ここ、北極では、なんと、敵(サイコクラッシャー)の大事な装置が 機動しているという。
『俺をつれていってくれ。そいつを破壊したい!』
ホームズ『よし吹雪がやんだら、でかけよう!』


2節 盲目の守衛

2040年 北極

夜になると、吹雪も止んだ。二人は氷の家をでた。
夜空に赤いビームが地上よりのびていた。
『あれは敵のコンピュータが造りだした、各時代のタイムパターンプログラム を転送するための巨大な機械から発せられているんだ!』
『だから、必ずしもなくしたほうがいいというわけじゃない、ただ、未来は ひとつであったほうが望ましいんだ。』
ドラマン『そいつを本部のW2001がやれたらよかったのになあ。つまり敵の技術 は個人を運ぶタイムワープどころか、時代を運ぶタイムパターンまで進んでいた というわけか・・やれやれ。。』

二人がビームを発する建造物にたどりつくまで丸半日かかった。
アーチをくぐると、ひとりのめくらが、望遠鏡のような装置にしがみつくように たたずんでいた。
ホームズ『この装置のオペレータだ。彼は強烈な転送装置の影響でめくらになった ・・それでもここをまもりつづけるんだ。。』
ドラマンに気づくと守衛は死霊のようにゆらりとなった。
ホームズ『気をつけろ!サイコ・アタックをしかけてくるぞ!』
ドラマンには守衛のまわりに蜃気楼がおきたように見えた。
守衛の気がドラマンの気を狂わせた!
達人ドラマンすら知らない異常の気・・ドラマンが発狂しかけた時
ホームズは破裂音をきいた。タイムワープがドラマンを救った!

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