6章 2010年

1節 S2001

2010年 時間警備保障株式会社

ドラマンは気づくと、以前、時間警察があった場所にいた。
そこには、新しい建物が建っていた。秘書が門の前にいた。
額の傷は治っている。
『ドラマン!時間警察は生まれかわったの。来て。』

そう、時間警察が壊れても、地下のDASD(パソコンでいうとHDD)は 生きていた。
時間警察直属の天才SE、NO.666・ホームズが調査したところ、 破壊寸前、以前のハードW2001はその時経験した時間の特殊な波-- タイムパターンの変化を圧縮して全てのDASDに書き込んでいたのだ。

NO.666・ホームズはこれをDASDを増設して再現!
S2001というハードを設置し、全体的にチューンナップして仕上げたのだ。
現在、S2001は時代を導引するちから、つまり未来を切り開くちからを もっているのだ。
『現在時代をコントロールする重要プログラムは太古の放射線ふりそそぐ 地球に建てられたハードがおさえてるわ。つまりサイコクラッシャ−は 造ったコンピュータをタイムワープさせ、各時代に設置し、複数の未来を 造ったんだわ。』
『そこまでやったのか・・』
『あなたを太古の地球にタイムワープさせるわ。パトロールがすんだら、 こんどは、その根幹のハードを破壊する!いい?』
『しかし、ホームズは?人々はどうなるんだ?』

突然ドアを割って入ってきた人物がいた、NO.666・ホームズだ。
『俺は現在のS2001を造り上げた!心配するな!俺は他のホームズの分まで 生きて、真にいい未来を造り上げる!そう心に誓ったんだ!』

『もうSEを信頼するしかないのだな・・』
ドラマンはしばらく黙っていたが、
『よし!俺を太古の地球に送ってくれ!未来をきみにかける!』

秘書『これを首にかけて!これは、あなたの知覚神経の明滅を一時的に速める ペンダントよ!』

ドラマンはペンダントを首にかけると、タイムワープに入りだしていた!

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