4章 タイム・クラック

1節 時の麻薬

2012年 ジャマイカ

ドラマンを乗せた土星型UFOは、ジャマイカの森林に墜落した。
30世紀のリングは消え去り、ドラマンがレンガの建造物の前に立っていた。 それはまるで神殿だった。
中に入ってみると、男女問わず、裸で麻薬をやってるプールについた。
なんだこれは。

白いタンクを背負ったホームズが現れた。
『ドラマン。やつらがやってるのは タイム・クラック!過去未来へ意識がとんでゆく麻薬だ。俺はこの楽園に ピリオドをうつためにやってきた!』
しかし、ドラマンは慣れぬ香の匂いにひかれ、神殿の奥へと入っていく。
意識が遠のいた。気がつくと、霊媒師の前に座ってた。
『そなたを占ってしんぜよう。』
『きみを導いたのは、過去の未来だ。しかし、これから、きみを導くのは 未来の未来だ。』なんのことかさっぱりわからなかった。
そのまま、近くのコップに手が伸びた。飲んでしまう。

ドラマンは彼の父が決闘にでかけたのを幼い姿で追っていた。
『父上!チーチーウーエー!』
水溜りにころんで目が覚めた。

気がつくと、ホームズが白い液体をドラマンにむりやり飲ませていた。
『パージュースだ。こいつを飲むと、頭がパニくって正気に帰るんだ。 こいつを今から、タイム・クラックのタンクに投げ込みにいくんだ。』
ミイラのようになった中毒者がレーザーガンを構えて包囲してきた。
ホームズはタンクを背負って、巨大なタンクをのぼりだした。
ホームズが頂上に着いた時、レーザーが彼をつらぬいた。
ドラマンは警帽の銃で応戦した。
ホームズ『頼むドラマン。俺のタンクを撃ってくれ!』
ドラマンが撃ち抜くとホームズはドラッグのタンクにとびこんだ!

中毒者たちがドラマンをおいつめてきた。もうだめだ・と思った時、
破裂音がひびきわたった。

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