8章 結末
1節 彼女の置き手紙
2010年 時間警備保障株式会社
ドラマンはオペレータの多数働く部屋へ現れた。
NO.666・ホームズが指示をだしている。
『実はドラマン。聴きたいことが・・』
『未来がひとつになる寸前、他の未来からデータを受信した。それは斬新な
命令セットとプログラムであるにもかかわらず、非常に軽いデータだった。』
『送信者名にはWとあり、6台のハードの名の署名がしてあった。ふつうのアイ
デアではなかった。しかし、天才の私にはその意味がわかった。』
『人工知能がこれほどの仕事をするとは信じられないことだが、それは世界中
のコンピュータや携帯などと、S2001のかけはしをするためのデータだったの
だ。さっそく私はそのデータをコピーし、世界中のすべての情報端末に送信し
た。これでS2001は、世界中のひとびとと同期をとって未来を造ることができ
る!でもなぜ手伝ってくれるんだ?ドラマン。君がなにかしたのか?』
ドラマン『ん、、やったような。やってないような。』
ホームズはつづけた。『まあ、結果を受け入れるよりないよな。とにかく私は
このことを世界にメールで通知した。次の内容だ。』